4/10 私はどうすればいいの?

 

昨日は最高気温15℃

今日は真冬なみの5℃  寒かった~!

冷たい雨も一日中降って寒かったです。

きりんの庭

 

 

昨日(4/9)は、息子が金沢まで車で連れていってくれて

妹の家に泊まった。妹と楽しく過ごすはずだった。

だけど、なんだかわからないけど息子から、「お母さんは

浦和に行くんだよ」と言われた。

夜、娘に「私は本当に浦和に行くの?なんで?」と聞いた。

「いやだよ」

娘が何度も説明する。

だけど全然納得いかない。60年も住んだ家を追い出される

のか?息子たちは私があの家にいるのがイヤなんだね。

「そうじゃないったら」・・・娘は説得するが、本人全然

わからない、納得がいかない。ぶつぶつぶつぶつ・・・。

 

翌日、娘に連れられて新幹線に乗せられて、降りたところ

が大宮・・・大宮ですよ。まったくね~。びっくりですよ。

大宮駅にきりんのスタッフが迎えに来てくれて、きりんの

家に連れて行かれた。

あ、お気をつけて・・・

 

でも、お口は元気元気!

おしゃべりしたくてたまらない

 

私(ズッコケ)がきりんの家に着いたらスタッフがさっと

散ってそれぞれの持ち場についた。このあとの話の聞き役

はズッコケに任せたぞい!・・・ってな感じ。

ちょっと~、私は来たばかりなのに、初対面のお母様と何

をしゃべれって言うのよ・・・なんてこった~。

仕方ないからズッコケは覚悟を決めた。

 

これまでヘイゾーさんが訪問看護の最中に能登のご両親の

話、お母様の話をいろいろ教えてくれていたので、私は

勝手に想像を膨らませていた。

 

ホントはお嫁に行きたくなかった。天下?の金沢から能登

へ行くのは島流しか都落ちのような気持ちだった・・と。

そのように娘さんから教わっている。

 

それを思い出してヘイゾーさんのお母様にいろいろ聞いて

みた。聞かれることが嬉しいと見えて、1つ聞くと10くらい

話してくれる。次から次にあふれ出てくる。頭のいい人だな

と感心しながら聞いた。

 

昔は石川県代表の国体の選手として、広島にも行きました。

むしろを持参して汽車に乗るのです。座席は大人が座るも

のとなっていたので、子ども(自分たち高校生)は通路に

むしろを敷いて座りました。ものすごい長旅でした。

終わってから先生と一緒に厳島(いくつしま)神社に遊びに

行きました。楽しかったです。

 

「お母様、若い頃は金沢で一番大きなデパートでエレベータ

ーガールをなさっていたんですってね」

「いえいえ、エレベーターガールだけじゃありません。何で

もさせられましたよ。忙しい時は販売もさせられました。

何でもやりました」

 

親同士が住んでる町は違うものの、ある集まりで

「どこかに嫁はおらんかね~?」

「どこかに婿さんはおらんかね~?」

 

「じゃあ一緒にさせましょうか」

そう言い合って、お見合いさせられて、

「昔は親に逆らえませんでしたよ。そういう時代でした」

 

「嫁ぐ家の目の前がすぐ海というので、毎日海水浴ができる

と思って、町で一番大きなデパート(自分が勤めていたデパ

ート)で水着を買ってお嫁に行ったのに、目の前が海なのに!

だ~れも泳いでないのですよ。昔は今のように道が舗装して

あるわけでもなく、今のように堤防があるわけでもなく本当

に家の目の前が海でした」

「たまに男の人が泳いでいることもありました。あっぱら

ぱ~の格好で・・・」

「女の人はだ~れも泳いでないのですが私は泳ぎたいと夫

に言ったら、女は泳ぐものではない・・・と言われた。

せっかく水着を買ったのにとうとう一度も着ませんでした。

目の前が海だというのに・・・最高の場所なのに・・・」

 

それが一番悔しいことなんだわ~!!

 

「で、その水着は何色だったのですか?」

「色なんて覚えていませんよ」

 

「だけど、水着を着られなかった悔しさは・・・いつまでも

忘れてないのですね」

お母様は大きく頷いた。

 

それだけが楽しみで(都会の)金沢から能登の田舎へお嫁に

行ったのに・・・あああ、こんなはずではなかったわぁ。

 

とっても正直で可愛いおばあちゃんです。