午前中の用事を済ませて、その足で・・・
かなり久しぶりになるが、文明堂の浦和工場へ行く。
あれれ、あれれ、建物がすごく立派になってるぞ。
ペットボトル自動販売機
掘立小屋みたいな工場前の売店が・・・りっぱになっている!
次から次へと、お客さんが入っていく。
掘立小屋みたいな時も、次から次へとお客が入っていったか
ら、人気のあるお店なんだけど、建物がすごく立派になって
いる。ビックリ!!
あれれ、あらら、どうしましょ。
私は、カステラのはしっこや、上がはがれたような2級品
のカステラを買いにきたんだけど・・・。見た目は悪いの
だけど、家庭用に十分、味は文明堂のカステラだから美味
しい。
あれま、デパ地下のようにしゃれた売店になっている。
今日は贈答用を買いに来たのではないのだけど・・・。
お店が立派になったら、昔のようなカステラのはしっこって
売ってるのかしら?? 不安になった。
工場の制服っぽい服を着た女性がカートを押してたくさんの
箱を持ってきて、2級品のカステラをどんどん並べ始めたと
たん、お客さんたちの腕がパーッと伸びた。私は人が減って
から、そのお余りを選んだ。
売ってる(文明堂の)カステラと同じような長さ、食べやす
いようにカットしてあるものがラップに包んである。だいた
い550円~600円で買える。私は栗カステラを買った。家で食
べるにはこれでいい。上がはがれていたり、くっついていた
り・・・。
くっついている見栄えの良いものをケアマネさんへ出しましょ
・・・なんて考えながら。
今人気の「吟匠(ぎんしょう)」というカステラの2級品は千
円で売っていた。端切れでも人気があるみたいで、皆さん、手
を伸ばしていた。
2階に休憩室があるらしい。コーヒーも飲めるらしい。
どんな所なのか行ってみましょ。
文明堂の歴史も書いてあった。
2階の休憩室
トイレがある・・・美しい!
前の売店は、右の青い小屋だった。
左うしろのピンクの建物はさいたま市医師会の病院
中央から左(白い建物)は文明堂 浦和工場
2階休憩室
右奥で、工場の制服を着た4人が話し合いをしています。
100円で美味しいコーヒーが飲めます。
薄いのがおいしいです・・・とご案内のかたが言ってました。
ボタンを押せば、おしぼりが出ると書いてあるので
試しに押してみました。どんな大きさかといえば、
こんなちんちくりんの丸まったおしぼりでした。
駐車場も、めちゃくちゃ広くなった
後ろの地平線っぽいのは、荒川(あらかわ)の土手。
広い広い川がある。そこに広い広い荒川運動公園が
あり、田んぼが広がっている。花火大会の会場にも
なる。
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自宅に帰って、どこかの旅行会社の案内冊子を見てい
たら名古屋発のツアーで、香嵐渓(こうらんけい)の
紅葉、キリンビール名古屋工場見学、文明堂名古屋工
場見学・・・と書いてあるのが目に入った。
それで気づいた。
はは~ん、文明堂の浦和工場も、バスツアーの休憩所
として寄っていただくために、りっぱな工場前店舗を
作ったのかもしれないな~と。
普段から(=掘立小屋の頃から)ひっきりなしに地元
のお客さんが来るお店だったから、立派に建て直して
「なんとか工房」にしたら、観光バスのまとまったお
客様や、海外からのお客さんもどーんと来てくれて、
2階でソフトクリームを食べてくれるようになる・・
と見込んでいるんじゃないかな?と勝手に想像した。
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数年前、ここで買ったカステラ(の端っこ)をきりん
の家に持っていったら、利用者さんもスタッフも喜ん
で食べてくれた。
スタッフが作ってくれたお昼ごはんは食べないで、好
きなカステラを食べるよそんちのおじいちゃんがいた。
しあわせそうに食べていた。
その方も・・何日か後にお亡くなりになったようだ。
死ぬ前に好きなもの、甘いものを食べてしあわせそう
なお顔をしている瞬間って・・・イイな~って思う。
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◆午後4時過ぎ ケアマネさん来たる
「お元気ですか? お変わりありませんか?」の問いに
母、一応とりつくろいができ、笑顔で「変わりません。
元気です」・・・と答えていた。
ケアマネさんから今日もいろいろ教わった。
◆今日の ひつじ母(はは)
手をしっかり洗ってあげる。
足をしっかり洗ってあげる。垢がいっぱい。
母に、「今、なにをしてもらっているか、わかる?」
と聞いた。
「足を洗ってもらってます」
「ふーん、わかるんだ。・・・で、私はだれ?」
「ズッコケさん」
「今日は頭が冴えてるね。私のだんなさんの名前は
なあに?」
「〇〇さん」
「へー 今日は頭がさえてるね。じゃあ お母さん
のお名前は?」
「・・・」
「お母さんの名前はなにかな?」
「・・・わからない・・・」
「なーんだ、全然さえてないじゃん。自分の名前忘
れたの」
「はい」
「ひつじよ」
「ひつじです」
「はい、よくできました。お母さんのお名前は?」
「ひつじです」
「忘れないでね、自分の名前」