今日は長野県、小布施(おぶせ)報告をいたします。
皆様の緊張がほぐれるひと時になりますように。
◆9/17 小布施(おぶせ)へ
北陸新幹線かがやきに乗ると大宮駅の次が「長野」
なんですね。速い!1時間。
さて、↓ ここは長野電鉄の長野駅の改札窓口
シャインマスカットと巨峰を買っている人
ここ、ホントは長野電鉄:長野駅の改札窓口。
小布施までの切符を買ったけど、「須坂」行きの
電車が来ていたから、まずこれに乗って須坂駅で
次の電車を待ってればいいやと思ったけど、改札
の駅員さんが教えてくれた。
「あと30分待って信州中野行きの電車を待った方
がいいですよ」
「須坂駅のホームで待ってようかと思ったのです
が・・・」
「須坂駅のホームには何もないですよ。外にも出
られないし。出てしまうと切符が無効になってし
まうし。このまま長野駅で30分まで待った方がい
いですよ」
「そうですか?ではあちこち回ってくることにし
ましょう」
駅員さんも老婆心というか親切なんだろうね。
駅改札の前に新鮮野菜や果物がいっぱい。
人気があるらしく、いろいろな人が求めていた。
で・・・
私は、シャインマスカットを選んでいる人に聞い
てみた。「これ、どこでお金払うんですか?」
「駅の窓口で」
「へー! 窓口でですか?」
「そう。ここの果物はね、規格外なだけで味は全
然変わらないの。美味しいのよ」
「そうですか」
男性も女性も、若い人もそうでない人も、地元で
採れた新鮮な野菜や、今ちょうど旬である果物や
キノコを求めていた。豊富で、量があって安い。
ミニJAみたいな旬のコーナーで地元の人や観光
客にも人気があることを知った。
買いたいけどこれを持って散策はできない。荷物
になってしまう。でもシャインマスカットだけは
(規格外と書いてあったが)大きいものが800円
均一だったので、大きい1房を選んで買ってきた。
大事に大事に持ち歩いた。(^_^)
きっと味は変わらないだろう。大宮のお店では
シャインマスカットって高い。買ったあと1粒食
べたけど・・・ほっぺたが落ちそうなほど美味し
かった。
30分に1本くらいしか電車が来ないから、駅員さ
んもまさか野菜の販売員を兼務するとは最初は思
わなかったろうけど、暇な時間帯でも野菜や果物
を求めて窓口に並ぶ人がいっぱいいるから、それ
はそれで仕事になって良いのでしょうね。
信州中野行きに乗ると、途中に「小布施(おぶせ)」
がある
小布施の町なかや、家々のお庭や畑に、たわわに
実る栗がいっぱいありました。
これが栗の葉
どの家も庭木をりっぱに育て、管理しています。
小布施には豊かな家が多いんだなぁって思いました。
札幌ではオンコの実と言います。
本州の人は「イチイ」と言います。
小布施にはイチイの木がいっぱいあり、今は小さい
赤い実をつけています。小布施では庭木だけでなく
垣根としても親しまれていることを知りました。
子どもの頃、札幌で学校帰りによく食べたオンコ
の実に久々にあえて嬉しかったです。
この大きなカボチャには、「二千十八年 交通安全」
って彫ってありました。
ここ小布施は、初めてではありません。
いつも人の多い時に来るのでゆっくり回った経験が
ありません。
駅の改札隣の観光案内所、ボランティアがいっぱい
いる所で、地図をもらおうと思って寄りますと・・
しっかり捕まりました。
地元の有名な観光地を紹介したい男性に、私は「町
なかの人が多いところの観光は今日はしたくありま
せん。まず、小布施農場へ行きたいです。人の少な
い所でゆっくりしたいデス」
その方は面白い方で「小布施牧場の散策が終わった
ら、松澤邸を通ってこっち側回りで町なかに戻ると
ヨイでしょう」と言う。
「松澤邸ってなんですか?」
「あはは、僕んちです。小布施牧場の駐車場のすぐ
そばです」
「アハハ。松澤邸ね。お城でも建ってるんですか?」
「あはは」
三連休ですから小布施の町は車がすごく多い。
私が向かう所はメインストリートではないので歩道
がなくて怖いです。危ないので途中で地図には載っ
てない抜け道を通ります。ちょっと迷路っぽいけど
その方が素敵な家に出あえます。
どこも家の周りを綺麗にしています。発見。
どこも広いですね!
カラスよけ?鳥よけの案山子(かかし)みたい
たわわに実りすぎて、地べたにもリンゴがつい
ている。いっぱい落ちて朽ちているのもある。
上の7枚の画像、みな同じおうち、同じ敷地です。
広い!
◆地元の人の親切に触れました
案内所でもらった地図が、牧場へ向かう方には
(メイン道路ではなかったせいもあって)丁寧
に書かれていなかったのね。それにボランティ
アの男性の付け加えた道も地図に載ってなくて、
実際にどれだか分からなくて、返ってわかりづ
らかった。
なもので
迷ったのだが、なにせ人が歩いてない。聞きた
いが人が見えない。ちょっと大きい道に行こう、
人がいるかも。
小さい車が、こっちに向かい、必ず右折する。
あそこには何かあるかも。人もいるかも。
あ、人が見えた。良かった、声をかけた。
ここは、どこかの工場の裏側みたいだ。
栗が見えた。いっぱい!
それも、今までに見たことのないような大きさで、
私の知ってる栗の3倍か4倍くらいの、どでかい栗
だった。
道を聞いた。
「そこなら帰り道だから、ここの用事が終わったら
車に乗せてあげます」
「いえ、いいんです。歩けますから」
途中で、工場の人が来て、教えてくれた女性と工場
の人が話を始めた。栗の話ではなく、小学校の先生
の話をしていた。目の前の女性の家の小1の男の子と
工場の男性の子が同級生みたいだ。
工場の人とのお話が終わってから、再度聞いた。
「ここって何をする所ですか?」
「ここは、栗の和菓子を作っている工場で、栗の
買付をしてくれる所なので、みんな家で採れた栗を
ここに持ってきているのです。うちもね」
「あ、そうなんですか。ここは栗の工場なんですか。
じゃ、これはお宅の栗なんですね。大きくて立派な
栗ですね。・・・で、この男の子とあちらの工場の
人の子が同級生って訳ですね、よ~く分かりました」
あとから工場の屋根にでっかく「竹風堂工場」と
書いてあるのに気付いた。
(1)担当者不在の場合は、左奥のインターホンで
お呼び出しください
(2)休憩時間
10時~10時10分 15時~15時10分
(3)栗買付の受付は
午前9時から12時 午後1時から4時
(4)泥、葉、皮くず等を取り除いてください
虫食い、変色、乾燥等の、不良栗、割れ栗は
取り除いてください
と書いてあります。
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信じられない話だけど、ご親切に車に乗せて下さ
いました。
1年生の男の子が助手席、ママが運転手、そして後部
座席にママのママ(またはお姑さん)、そして3歳く
らいの女の子を私が抱いて座らせていただいた。
途中で、「今日警察多いですよね」という話はした。
小布施牧場の駐車場で「ご親切にありがとうござい
ました」と頭を下げて降りた。
ら、ら、ら、なんと!
私の真後ろに警察がいた。バイクを下りた警官が
私のすぐ後ろにいた。私たち、なにかしたっけ?
警察は、やさしい声で、運転手に話しかけた。
「さっき見てたんですが、前の男の子はシートベ
ルト、締めていませんでしたよね」
「今日はこっちに座らせていたもので・・・」
男の子はシートベルトを締めると首に当たって
しまい、首を絞めるみたいで返って危なそうだ
った。
「スミマセン、見ず知らずの私が乗ったもので、
あの男の子が前に行ってくれたのですが・・・」
(どうかこの人を捕まえないで、こんなに親切
にしてくれたご家族なのに・・・)と思った。
今日は注意だけですので、今度から気をつけてくだ
さいね・・・で済んだ。
良かった、私もホ~ッとした。
頭を深く下げて、お礼を言ってお別れした。
続いて、今年開業の小布施牧場、雑木林のジャー
ジー牛と、ジェラートの話をします。
まあ、小布施に来て、栗の銘菓の話もせず、葛飾
北斎館の話もしない人は珍しいでしょうが。
(以前行ったから今回はパス。介護から解放され
た貴重な一日なので、というか、家事も放棄して
せっかく来た小布施なのでマイペースでゆっくり
やりたかった)
◆雑木林の中の子牛2頭
駐車場の横にジェラートを売っているステキなお店
があって、皆さんはアイスを食べていたが、私は牛
を見に来たので、牛の居場所をお店の男性に聞いた。
林の中にジャージー牛の子牛が2頭いますって。
この男性、荷物を持って、赤ちゃんを胸に抱っこ
しているのに一本綱を渡り始めた。
あぶないな~赤ちゃんがいるのに・・・と思って
見ていたら、すぐに失敗して着地したので良かった。
切り株
いす
お釜
あちこちに椅子がある
いい木陰で涼しい。ずっと座っていられそう。
いつまで行っても牛舎にたどり着かないので
すれ違った男性に聞いてみた。
「牛はあっちの囲いの中で見られるよ。
こっちではないよ。入口は向こうみたいだ」
「はい、ありがとうございました」
牛舎は(たぶん)一般の人には見えない所にある
のかもしれない。それらしいものはなかった。
雑木林の囲いの中に、子牛が2頭いるってことな
のかもしれない。
「大きなキノコですね」
帽子にいっぱいのキノコ
これは食べられるキノコですか?
いや、まだ分からないんだよ。家に帰って図鑑で
調べてから食べますって。
あはは
土手の上に行ってみた。
鉄橋の向こうにさっきの工場の看板が見えた。
ススキがきらきら光っていた
なんか遠くに牛が見えてきた
カメラのズームで見えた可愛いお顔
本当はこんなに離れている。
かなりのズームで撮影してます
首が90°動くんですね
人間が歩く場所も、チップを敷いている
足にやさしい。
木の囲いの内側には、電気の線みたいな囲いがある。
今年の夏は暑かったから、こういう雑木林は
牛にとっても人にとっても、癒し系、和みの
木陰だったことでしょう
次回はお弁当を持ってきて、ここに座って食べ
たいな。
ミルグリーンと書いてます
ジェラートがおいしい。
本当は、子牛を眺めながらゆっくり食べたかったけど
雑木林は向こう。
帰り道
駅案内所で教わった「松澤邸」のことはすっかり
忘れていた。(笑)
地図に載ってないけど、四季の道と書いて
あった松川沿いの道を一人歩く。
誰にもだ~れにもすれ違わなかった。
目の前に長野電鉄の線路。
通行者は、線路の下を通る。
ここを左にくだり、右折して線路の下をくぐる
はい、線路下をくぐります
線路の真下から線路を見上げる
しばらくすると赤い電車が通った。
写すの忘れてた・・・。
川沿い一直線の人の道(車は通れません)
松川橋を渡る
西、遠くに高速道路が見えます
ホントは新生病院 礼拝堂に行ってみたかった
のだけど、一万歩近く歩いていて日頃の運動不
足が響いた。遠回りせず町なかに向かおう。
お腹もすいてきた。
町なかに入ってきました
行列ができ、にぎわう和菓子屋さん
私は・・・栗の和菓子にあんまり興味がない。
栗の小径(こみち)を歩きたかったけど人が多
すぎたのか見つけられずに、違う道にきてしま
ったようだ。とにかく人が多かった!
それにこの地図、わかりづらかった。
普段は地図見て、よその土地の町なかを歩くの
が好きなんだけど・・・なんか省略の多いチラシ
だった。
人が多い所、苦手。
どんな所か知らないが町民ギャラリー、6次産業
センターにも行ってみたかったけど、どれも中心
部から離れていて、足と相談してやめた。
疲れた。なんかボーっと座れるところか、日陰が
ほしいな~と思った。
この日は長野も蒸し暑かった。日差しも強烈で、
おりたたみ傘(ホントは雨用)をさして歩いた。
お客の少ないお蕎麦屋さんへ入った。
外のテーブルが1つ空いていたので、涼しい外
に座った。ちょっと風が強すぎたみたいでお店
の人が幟を片付けていた。(笑)
私も海苔が飛ばされないように、最初に食べた。
帰り、若者4人の後ろについていったら、近道
なのか、小学校の門を入っていった。
「いいの?」と思ったけど私も後ろに続いた。
そうしたら
やっぱり小学校の玄関の横、通路を通っている
ようで、都会なら入れないし、叱られるかも?
と思ったが、田舎はのんびりして平和だな~と
思った。
ここは木陰もあり、風もさわやかでいい。
たぶん、平日は警備員がいるだろうから入れない
のかもしれない。
小学校の運動場の真横に図書館
撮影しなかったけど、運動場の左は町役場。
ステキな図書館
広い運動場と校舎
駅に貼ってあったポスター
さっき、橋の下をくぐりぬけた時は電車が通ら
なかったけど、しばらくして振り向いたら、
この電車が通っていった。
のんびり眺めただけで撮影しなかったけど、
電車の名前も「のんびり号」っていうんだね。
ブラムリーという料理用のリンゴを小布施の名物に
したいらしく、一生懸命宣伝していた。
実際に使われているのは、右の線路だけ。
左は展示用。
左が展示用だと知ったのは、ホームで待っている時、
下の画像のように、向こうの線路の上を親子が歩い
たり、若者や、カップルが通ったりするので、あち
らの線路は人が歩けるんだな、ではあそこに置いて
ある電車は、中に入ることができるのかな・・・と思っ
たわけ。
知らなかった。私も行ってみたかった。
帰りの長野駅は混雑していた。指定席は無し。
長野駅発の各駅停車、あさま号に乗った。
長野から乗ったひとは皆座れたけれど、軽井沢
から乗車の皆さんは座る所なんか全然なくて、
ほとんどの人が立っていた。それくらい混んで
いた。