はい、オーサン、背筋を伸ばす練習に入ります!
ご自宅に戻られても一人でできるように、きりんの家にいる時
から一人で準備するようにしむけられています。
周りはわざと手伝いません。
自宅に帰っても困らないように。
本人ができることを、周りが気を利かせて先回りして手伝って
しまうことは・・・本人のためになりません。
手伝い過ぎると動かない人間になってしまい、本当に動けない
人間になってしまいます。
そういえば・・・私の先輩は、ご自分のお母様が歩けなくなり、
寝たきりに近い状態になっても、お母様の目の前にお菓子を置
いて誘導し、畳の上を這(は)ってでも(そのお菓子を)取り
にいくように仕向けているって言ってました。
好きなお菓子だと、畳の上を這ったり、いざったりして、少し
ずつ少しずつでも移動していた・・・と言っていました。
そうでもして、動ける間は動いてもらいましょうってわけ。
きりんのオーサンは腰が痛いけれど歩かれます。
娘(=きりんの家の代表=ヘイゾーさん)の言うことを聞いて
自分で準備します。
スタッフは優しくて(ついついお手伝いしてあげたくなるけれ
ど)ヘイゾーさんの言いつけを守ります。
娘は、母親が実家に帰っても困らないように、(この訓練だけ
は依存しないで自立していかれるよう)、ちょっと厳しく接し
ています。
ゆっくリズムでも、自分でやりましょうってわけ。
実家に帰って、ご飯だけは自分で準備して炊けるように。
おかずは、お嫁さんが運んでくれる。
できないことは家族にやってもらい、できることは自分で頑張っ
てやりましょうってわけです。
さぁ、背筋を伸ばす練習です
あ、だめです! お尻からドスンと落ちるような格好をしては
ダメです!と、そばで見守っていた看護師が飛んできて、注意
しています。「まず、手を椅子の上に置いて~!」
膝から座ります。
圧迫骨折してしまうから、お尻からドスンはダメですよ~って。
まず、椅子に手を置いて、足から座ります
靴下も自分で脱ぎます
最初のうちは、この体勢をすると痛がっていたそうですが、
この頃は気持ちよくなって30分くらい寝てしまうそうです。
穏やかなお顔してます
サッカー選手の話や、先日のクッキー作りの画像を見せてもらいます
自分で作ったものを食べます・・・ああ、しあわせ!
おいしい!