〇さん、お食事中
〇さん、看護師アイサンに「あなたは20代だね」と言った。
吹きだしたアイサン
「はい、そうですね」
・・・歳を半分にしてくれたわ・・・。(笑)
ホントは6年生の子のママなんですけど・・・ふふふ。
〇さん、今度は(カメラを向けている)私を見て、「血圧
の薬は飲むようですか?」とか、「今日は今から家に帰っ
てもいいですか?明日こっちに戻りますから」とか聞く。
「え? なんのことですか?」・・・(私)
看護師アイサンが「スズランさんのこと、お医者さんと間
違えているようですよ」
「あら、そうなの?」「なんて言おうかな? 〇さん今日
はここに泊まって明日帰ってもいいですよ。明日にしまし
ょう」
「そうかい?明日だね」
しばらくして、また「血圧の薬は今飲むの?」「今日家
に帰るわ、夕方にはこっちに戻るから」「明日は土曜日
よね」(←曜日はデタラメ、気付いてない)と言う。
私はその場に1時間くらいしかいなかったけど、何べん
も聞いた。その度に「まだここにいてね。明日帰ってい
いですよ」と返事をした。
「そうかい。明日だね」
・・・お相手も・・・結構大変だなぁ・・・
看護師アイサンは「私はその話、朝からもっと聞いてます。
ついでに、今朝見た妄想?夢?そこの机の陰からネコが飛
び出しただの、金棒を持ってる男が窓の方へ逃げた・・・
だの言う話を何十ペンも聞きました。その妄想がブレてな
くて、いつも同じ妄想を見るみたいなのが不思議なんです
けどね・・・朝からずっと同じことを言ってますよ(笑)」
自分の具合が悪くても、誰かが来てることに気付くと急に
社交的になる〇さんは、訪れた私を見て「あなたは30代だ
ね」と言う。
「あら、分かりますか?すごいですね」・・・(私)
「わかるわよ。人を見る目、あるもの。長い間客商売して
きたからね」
「ふふふ、歳を半分にしてくれてありがとうございます。
じゃあ、〇さんは40代ですね」
昼間も体がだるいみたいで、ソファに寝てることが多く
なって食欲もあまりない。この昼食も少し食べたかなと
いう程度。
でも、外から入ってきた人に対しては、急に社交的にな
って、
「あなた、見ない顔だね。座りなさい、座りなさい、こ
っちへ座りなさい、どうぞ」と席を譲ってくれる。
しょっちゅう出会っているんだけど忘れちゃうんだね。
きりんの家で平和に、穏やか~に暮らしています。